絵本の読み聞かせがいいって言われてるけどなぜ?効果的な絵本の選び方も知りたいな。
そんな方へ向けて書いています。
子供に絵本の読み聞かせはいいと言われていますが、どうして絵本の読み聞かせがいいのか具体的に知っている人は少ないのではないでしょうか?
今回は、絵本の読み聞かせの効果を詳しくご説明していきたいと思います。
この記事を読めば、絵本の読み聞かせの大切さが実感できると思いますよ。
- 絵本の読み聞かせには子供にいい影響をあたえる8つの効果がある
- 絵本は年齢に合った本を選ぶことが大切
絵本の読み聞かせの効果
親子のコミュニケーションになる
絵本を読む時は親が読んであげなくてはならないので、親子が同じ時間を過ごすことになります。
また赤ちゃんや小さな子供に絵本を読む時は、ひざの上にのせたり隣にくっついて読むのが一般的だと思います。
この体の触れ合いや、お母さんお父さんの声を聞くことにより、子どもは「愛されている・守られている」ということを実感し安心できるようになるのです。
絵本は将来の学力のためというよりは、子どもの精神的な安定にとても効果があるんですよ!
考える力がつく
このコミュニケーションの力こそが、考える力の土台となることが、最新の発達理論でもわかっています。
参考:mi-te
本を読むことで、自分が愛されているという安心を得られることによりたくさんの人とコミュニケーションできるようになるのです。
コミュニケーションの基本は「聞く」「理解する」ことです。
「聞く」「理解する」ができてこそ「話す」「読む」「書く」の各レベルを上げることができるようになります。
小さいうちから絵本をたくさん読んで、考える力の土台を作ることが大切ですね!
集中力がつく
絵本を読み終わるまでに5分くらいはかかります。
その間子供は絵本に集中して見ているので、すくなくとも5分の集中力を育てていることになるのです。
年齢が上がるにつれて、長い本を読むようになると思うので、どんどん集中できる時間を長くしていくことができます。
もし子供が集中して聞くことができなくても、毎日繰り返しているうちにだんだん絵本に興味を持つようになり最後まで聞いていられるようになります。
絵本で育てた集中力は、絵本以外でも発揮できるようになりますので、小学校に上がった時などに役に立つと思います。
感情豊かになる
読み聞かせをしてもらっている子どもは、たとえ、ことばが理解できていなくても、楽しい場面ではニコニコと笑い、かわいそうな主人公がいれば悲しそうな顔をします。
これは、読み聞かせを通して、子どもの喜怒哀楽などの感情や情動をつかさどる、大脳辺縁系つまり「心の脳」が活発に働き、豊かな情動がわき上がっているからだと考えられます。脳は使わなければ発達しません。
読み聞かせによって「心の脳」が発達し、こわい、悲しい、うれしい、楽しいなどがしっかりわかるようになることは、生きていく上で、とても大切なことなのです。参考:mi-te
絵本を読むことで、親がシーンに応じた声色や表情を覚えるため、脳が活発に動き豊かな感情がわきあがってきます。
絵本から色々な感情を読み取れるようになるので子どもの感情が豊かになっていきます。
想像力が育つ
読み聞かせをしていくと聞こえてくる言葉と絵を見ながら物語の先を考えて、わくわくしたりどきどきしたりするので想像力が豊かになっていきます。
本の好きな子供になる
小さいうちから読み聞かせをしてもらっている子供は、沢山の本にふれあうことになります。
本により自分の世界が広がり本の中の物語に入り込む面白さや、実生活では経験できないことも学んでいきます。
また本の読み聞かせが日常となっているので文字や本への抵抗感がなくなり、文字が読めるように成長するころには自然と本が好きな子供になっているでしょう。
私も小さい頃よく絵本の読み聞かせをしてもらっていたので、小学校、中学校、高校と本をよく読んでいました。
語彙力が伸びる
赤ちゃんのときから沢山お話してあげると語彙力が育つと言われてます。
絵本を読むことで子供は自然と沢山の言葉に出会い、日常生活では使わない言葉に出会うこともできます。
沢山の言葉を知ることになり、子供はその言葉を実際に自分で使うようになります。
語彙が増えることで、自分の気持も上手く表現できるようになりコミュニケーション能力が高くなるでしょう。
また語彙が豊富になることで、小学校に入り文章を理解する力が必要になった時に役立つと思います。
学習意欲を高める
子供が好きなものに関する絵本を読めば、子供が疑問に思っていたことや意外な知識が得られたり知る喜びを感じることができます。
うちの子供は虫が好きなのでだんごむしの絵本を読み聞かせしたときには、実際にだんごむしを見て、本で知った知識を話したりしていました。
このように知る喜びを感じることで、子どもの学習意欲を高めることができます。
年齢別の絵本の選び方
絵本の読み聞かせと言っても絵本は沢山ありますし、子どもの年齢により選ぶ本は違ってきます。
それぞれの年齢別に絵本の選び方や読み聞かせのポイントについて見てみましょう。
0歳の絵本の選び方
赤ちゃんはまだ視力が発達していないので、ぼんやりとしか見えていません。
また、まだ言葉がよくわかりませんので長々とした絵本を読んであげても途中で飽きるので短めの絵本がおすすめです。
- はっきりとした鮮やかな色の絵本を選ぶ
- イラストが大きくはっきり書かれている絵本を選ぶ
- 擬音語や簡単な言葉が繰り返されていてリズム感のよい短めの絵本がおすすめ
0歳におすすめの絵本
この「しましまぐるぐる」という絵本は、上記の3点をしっかりおさえられていて、とてもおすすめの絵本です。
私の子どもたちも大好きで、泣いていてもこの絵本を読むと泣き止んでくれていたのでいっぱい読んでいましたよ。
1歳の絵本の選び方
1歳となると、少しづつ言葉を話し始める時期なので、絵本を読むことでどんどん言葉を吸収していくでしょう。
また、簡単な物語の内容が理解できるようになってくるので、物語がシンプルでわかりやすいお話の絵本がおすすめです。
言葉を話せなくてもジェスチャーで反応してくれることもあります。
「おいしい」とか「ばいばい」とか簡単なジェスチャーができそうな絵本を読んであげると絵本の時間がより楽しいくなりますよ。
子供にも聞き取りやすいようにはっきりと丁寧に読んであげましょう。
- 同じ言葉が繰り返されている絵本
- 物語がシンプルでわかりやすいお話の絵本
- ジェスチャーができそうな絵本
1歳におすすめの絵本
こちらの本は、言葉のリズム感もいいですし、物語もわかりやすい、ジェスチャーもでてきて読んでいる大人も楽しめる絵本です。
もちろん、子供も大好きで何十回も読んでいます。
「筋肉むきむき」というセリフがあるのですが、「むきむき」という言葉に合わせて腕を振ってジェスチャーをしてくれます!!
2歳の絵本の選び方
2歳になると、イヤイヤ期まっさかり、大人とも少し会話ができるくらいに言葉が増えてくる時期ですね。
トイレトレーニングを始める子もいるでしょう。
それに短いお話でしたら飽きずに聞いてくれると思います。
- トイレトレーニング、あいさつ、歯みがきなどしつけに関する絵本
- 簡単なストーリーのある絵本
2歳におすすめの絵本
「こんばんわ」とあいさつが学べますし、ストーリーも短くわかりやすいので、2歳の子でも飽きずに聞いてられると思います。
3歳の絵本の選び方
3歳は言葉が一段と増えてきて、難しい言葉も使うようになります。
言葉とともに、お話の内容がわかるようになってくるので読める絵本の幅が広がりますね。
- わかりやすい内容の絵本
- 楽しいストーリーの絵本
3歳におすすめの絵本
ペンギン3兄弟がおでかけする絵本です。
わかりやすいストーリーで、内容も楽しく、ストーリーの長さもちょうどいいので3歳にぴったりなのではないかと思います。
迷子になったペンギンを探すシーンもあるので、間違い探し的な楽しさもありますよ。
4歳の絵本の選び方
4歳頃になると、さらに言葉も増え、想像力も伸びてきます。
絵本で知ったことを日常生活に当てはめてお話したり、絵本のストーリーを覚えて復唱したりします。
少し長めのお話も聞いていられるようになり、絵本から様々な感情を学んだりもします。
- 知的好奇心が旺盛になるので自然や数など知識を増やす絵本
- 少し長めのストーリーのある絵本
- 色々な感情に触れられる絵本
4歳におすすめの絵本
子供が大好きなだんごむしの絵本で、だんごむしについて詳しく知ることができます。
実際にだんごむしを見た時に、絵本で学んだことを一生懸命説明してくれて、ちゃんと覚えているんだなーとうれしくなりました。
虫が好きな子供にはおすすめの絵本です。
絵本の読み聞かせの効果 子供にとっていい8つの理由のまとめ
- 絵本の読み聞かせは親子のコミュニケーションになる
- 絵本の読み聞かせは考える力がつく
- 絵本の読み聞かせは集中力がつく
- 絵本の読み聞かせは感情豊かになる
- 絵本の読み聞かせは本の好きな子供になる
- 絵本の読み聞かせは語彙力が伸びる
- 絵本の読み聞かせは想像力が育つ
- 絵本の読み聞かせは学習意欲を高める
- 絵本は年齢に合った本を選ぶことが大切
いかがだったでしょうか?
絵本の読み聞かせにはこんなにいっぱいのいい効果があるんですね!
絵本の読み聞かせは子供にとっていい影響を与えることばかりなので、時間があるときには子供に絵本の読み聞かせをしてあげましょう!!